西洋医学と漢方医学を融合させ、あなたのコンディションをよりよくしていきます。
西洋医学と漢方医学には、病気に対する考え方が異なります。過去の実験から得た客観的な証拠をもとに、主に症状に対して治療を行う西洋医学。
それとは逆に、長い歴史の中で先人が試行錯誤した経験をもとに、不調にアプローチし、心と体のバランスを整えて全体をよくするように調和のとれた状態に戻す漢方医学。
漢方医学で全身のバランスを整え、局所の症状に対して西洋医学を加え、それぞれの長所を活かして融合させることで、あなたの体調をより良いものにしていきます。

西洋医学とは?
西洋医学は、実証的かつ科学的です。病気や症状に対して、それらに有効と証明されている成分で病気や症状に対して個々に対応していきます。
発熱の患者様には解熱剤を、胃痛の患者様には胃薬を、といった具合に一対一対応が特徴的です。薬は症状に対して有効な成分で構成されていますので、局所の症状には強い効果が期待されますが、一方で、一剤で解熱にも下痢にも、体調の全体的な不調にも、と多くの効果を期待するのは難しくなります。

漢方医学とは?
漢方医学は、経験に基づいた医学です。病気の概念も、症状に対するアプローチや対処法も西洋医学とは異なります。
漢方は病気になる前の段階、未病に対しても介入し、気(心)・血・水 の流れとして、さまざまな症状を全体の流れで捉え、不足や滞り、もしくは過剰発現の結果としての症状として捉えます。そのため、個個の症状は単独で起こっているものと捉えるのではなく、一連の流れで起こっていると考えます。滞りや不足、過剰発現のバランスを適正化することで、ご本人の体調をより良い状態に持っていく治療になります。
漢方は、複数の生薬を含んでいるため、複数の症状に効果が見られます。また、西洋医学では病気ではないとされる、冷えや疲れやすさといった体質に対しても効果が認められます。ただし、幾つかの生薬を含むため、通常は西洋医学のような切れ味の良い薬ではなく、続けていくことで徐々に体調が良くなるというような経過をたどることが多いです。