コラム2024.07

STDの感染経路と症状:無症状でも安心できない理由

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STD(性病・性感染症)」とは、性行為により感染する病気のことです。
症状を感じにくいものもあるため、感染して気づかないでいると、知らない間に体がむしばまれていきます。今日では、ごく普通のカップルの間でも広がっています。
性行為は、私たちが生きていくための大切な行為で、だからこそ性感染症は、私たちの誰にでも関係のある病気なのです。たった一人の相手でも、過去のパートナー、さらにそのパートナーが感染していないかまでは分かりません。その中の誰か一人でも感染している人がいれば、感染の可能性はあります。

性感染症は無症状であることが多いものの、早期発見・早期治療することにより、その人自身の重症化を防いだり、パートナーへの感染や母子感染を防ぐことができます。つまり、感染機会があった場合は「早めの性病検査」がとても大切です。
日本国内では、オーラスセックスによる咽頭を介したクラミジア・淋菌の広がりが懸念されてきた中で、梅毒の感染者が若い女性を中心に、わずか7年で9倍と急増しています。
梅毒は、非常に感染しやすい病気で、症状が出ている部分(病変部)との接触でも感染します。キスやオーラルセックスだけでも注意が必要です。また、症状が出ても自然に消えたり、症状が出ない(わからない)ケースもあります。

そのほかSTDは、症状がなくても病気は進行します。また、男女ともに不妊の原因にもなります。妊娠中の感染は、胎盤や産道を介して児に感染することもあります。
性器の痛み・かゆみ(男女)、膿が出る(男性)、帯下異常(女性)、発熱、腹痛、不正性器出血(女性)、喉の痛み、しこり、発疹(男女)があれば性病の可能性が考えられますので、放置せず早い対応が大切です。
一度気になる方はSTD検査を受けてみられることをお勧めいたします。

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